2016/3/4 雇用統計発表

結果は、

  • 失業率              予想 4.9% 結果 4.9%
  • 非農業部門雇用者数増減 (2月)  予想 19万0 結果24万2千

[ニューヨーク 4日 ロイター] – 4日の米国株式市場は主要3指数が続伸して取引を終えた。朝方発表された2月の米雇用統計が、経済低迷への懸念を和らげつつも、早期の再利上げを警戒させるような内容ではなかったことが、市場に安心感を与えた。

ダウ工業株30種平均の終値は、62.87ドル(0.37%)高の1万7006.77ドルだった。1月上旬以来初めて、終値で1万7000ドルを回復した。

S&P総合500種指数は昨年10月以来初めて4営業日続伸し、6.59ポイント(0.33%)高の1999.99で取引を終えた。100日移動平均を今年初めて上回った。心理的に重要な基準とされる2000ポイントはわずかに下回った。

ナスダック総合指数は9.60ポイント(0.20%)高の4717.02だった。

週間ベースではいずれの指数も上昇した。ダウは約2.2%、S&Pは約2.7%、 ナスダックは約2.8%のプラスとなった。

2月の米雇用統計では、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から24万2000人増加した。ただ、賃金や労働時間は減っており、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期の判断で重視している物価の先行きに対しては抑制的に働くとみられる。

トレーダーらはFRBが3月15─16日の会合で利上げする確率はほとんどないとみている。一部は6月の会合での利上げ可能性を見込む。

発表直後の市場の反応は、

米ドル/円では、

雇用y
一度下落したものの、日付が変わる頃には上昇し、発表直前の値付近で取引終了している。

ユーロ/米ドルでは、

雇用え
発表直後こそ下落したが、すぐに上昇し、1.1006で取引を終了している。

来週は、3月10日にECBが政策理事会、日銀は14日、15日にかけて金融政策決定会合、FRBは15日、16日にかけてFOMCがそれぞれ開催される。

ECBは何かしらの追加緩和策を講じるのではないかとみられていたが、先週、今回は金利引き下げとの報道があってから、ユーロが上昇している。

日銀はまだマイナス金利の導入してすぐということもあり、動かないという見方が多い。

FRBは上記の記事にもあるが、3月の利上げはなしという見方がほとんどで、今回の雇用統計発表後の値動きは、このことが反映されているようにみえる。

来週は、中央銀行の発表が市場の思惑通りだとすると、
米ドル/円はさほど動かず、ユーロ/米ドルは上昇するのではとみている。

このところ原油価格も落ち着きつつあり、ボラも20を切ってきたので、ファンダメンタルズ通りの値動きになるのではないだろうか。